2005年 05月 12日
カリフォルニアのスキッパちゃん
定期購読している冊子で、米国在住でスキッパーキのジュジュ(♂)を飼っている日本人女性の連載記事が始まったので、かいつまんでご紹介させていただく。
彼女は6年前に夫と共に渡米し、その翌年、シェルターからジャックラッセルのミックス犬・ベイビー(♂)を引き取った。 長い路上生活の為か毛は抜け落ち、歯にも問題を抱えていたが、彼女のお陰で順調に回復した。 ところが、定期健診でベイビーの心臓に問題があることが分かった。 早期に発見できたので、症状は深刻ではないが、適度な刺激と運動を与えるためにも、兄妹を作るのは良いことだ、と獣医が勧めてくれた。 元々2頭目が欲しかったし、ベイビーの健康のためならと、兄妹を探しに再度シェルターを訪れた。 獣医のお勧めは「ベイビーよりも少し若くて元気な3歳くらいの子」。 彼女の希望は、ベイビーよりも一回り大きいくらいの中型犬だった。 しかし、ケージにいるのは大型犬ばかり。「これは見つからないかも・・・」と思いつつ、とあるケージを覗くと、今度は犬の気配がない。 空だ・・・と思いきや、真っ黒い小さい犬が、扉にへばりつくように座っていた。これがジュジュ。 紹介カードを見ると「スキッパーキ(♂)生後4ヶ月」とあった。スキッパーキという種類は初めて聞いた彼女。純血種の上に子犬じゃ、人気殺到で無理だと思ったが、どの犬も嫌がっていたベイビーが、驚いたことにジュジュには尻尾を振って挨拶している。 これはと思い、彼女と夫は、事務所でスキッパーキのことについて、こんな説明を受けた。 ここからちょっと面白いので、ほぼ原文のまま: 『スタッフの男性が図鑑を使っていろいろ説明してくれた。 ベルギーで運河用荷船の番犬をしていた犬であること。成犬になっても大体今と同じサイズだと いうこと。個体数が少なく、割と珍しい種であること。 そして、その時ちょうどボランティアのお姉さんに遊んでもらって、嬉しそうに何度も何度もジャンプ しているジュジュを見て、 「普通の犬は1歳になると落ち着いてきますけど、スキッパーキは5歳くらいまであんな調子です ・・・・・・」と力なく言った。』 心臓に問題のある犬の兄妹としてはふさわしくないかも、という理由の「力なく」だと思うけど(笑) お見合いをしたところ、ジュジュはベイビーをとても気に入った様子。ベイビーのほうも拒絶する様子はない。決して2頭の相性が悪くはないと感じた彼女と夫は、望んだ中型犬ではないけれど、ジュジュにしようと決めた。 この後、身分証明書・ペット可のアパートであることの証明書の提出、アダプションの費用75ドル(当時。現在はマイクロチップ込みで120ドル)の支払い、去勢手術の予約(手術代は75ドルに含まれている)をして、3日後、手術を終えたジュジュを引き取った。 それから3年、ベイビーとジュジュは仲良く暮らしているそうだ。 ジュジュはやはり元気一杯、ベイビーに跳び蹴りを食らわせたかと思うと、次にはベイビーの耳を舐め始め、ベイビーは相当困惑している様子らしい(笑)
by sunskymarine
| 2005-05-12 19:35
| スキッパーキ
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